バスキュラーアクセスについて
ABOUT Vascular Access
バスキュラーアクセス(Vascular Access; 以下VA)について
血液透析療法を行うには、VA(自己血管・人工血管内シャント、表在化動脈、留置カテーテルなど)が必要です。
新規VAの術後1年間で約4割、術後3年間で約7割がカテーテル治療等を要する何らかのVAトラブルをきたしているという現状があり、その適切な把握・管理は、安定した透析療法を行う上でとても大切です。
透析を受けられている方の高齢化に伴いVAトラブルの割合も増加傾向にあり、当院では近隣の基幹病院と連携し、必要に応じてVAに対する治療を行える環境を整えております。
これからも、みな様が少しでも安心して日常を過ごしていただけるよう、尽力してまいります。
VAの種類
血液透析のVAには、主に動静脈瘻(自己血管の内シャント、人工血管の内シャント)、動脈表在化、長期植え込み型カテーテルがあります。それぞれに長所と短所があり、総合的な判断のもと、VAは選択されます。現在のVAをできるだけ長持ちさせることが肝要です。
毎日VAのケア、していますか?
VAを維持するために、自分のVAの特徴、問題点を知ることはとても大切です。合併症を防ぐためにも、以下の事に気を付けましょう。
・音の観察
自己血管・人工血管内シャントでは、普段のVAの音や、VA治療後の音を知っておきましょう。毎日確認し、音に変化があった時や疑問に思うことがあれば、スタッフにお声かけください。
・皮膚、穿刺部位の観察
全てのVAの感染は、そのVAの断念のみならず、敗血症などの命にかかわる合併症に至る可能性があります。透析穿刺による皮膚損傷、固定テープなどによる接触性皮膚炎、掻痒による皮膚掻破、皮膚乾燥など、様々な要因により皮膚傷害のリスクは高いため、常にスキンケアを心がけましょう。穿刺部位周囲やカテーテル出口部の皮膚発赤、痛みなどを新たに認めた場合には、透析前にお声かけください。
・適正体重の管理
透析間の体重増加過多による透析中または透析後の血圧低下に伴い、VA閉塞に至る事があります。適正な体重管理を心がけましょう。
設備紹介
・手術室
無影灯 小外科も行えます。
・エコー
非侵襲的なバスキュラーアクセスの形態、機能評価が可能です。
・C-arm
DSA(Digital Subtraction Angiography)により、造影剤使用量を抑えた血管評価が可能です。